美人W杯を開催すれば、間違いなくロシアが優勝する──。カメラマンのマキハラススム氏は7年前から度々ロシアを訪れ、ロシア美女のヌードを撮っている。1回の滞在期間は1週間。事前に現地のコーディネーターに「モデル募集」の新聞広告などを出してもらい、現地で30~40人と面接して10~15人を選ぶ。学生や店員などの一般女性だ。
「面接の時に初めて、脱いでくれと交渉します。ロシア人は芸術への敬意が強く、絵や写真のヌードモデル経験のある子も珍しくない。普段からTバックをはいているし、海でのトップレスにも抵抗がないので、胸と尻の露出は100%許可してくれます」(マキハラ氏)
困難なのは、パンティを脱がせることとエロティックなポーズを取ってもらうことだという。
「ほとんどの女性がアンダーヘアを剃っている。それも脱ぎたがらない理由の一つかも。国内にポルノが存在しないから、股を開く意味も理解できない。お願いすると、『アートっぽく撮って!』と怒られます。喘ぎ顔を頼んでも、セックス中に目を閉じないらしく、全く伝わらない。説明していた自分が恥ずかしくなりました(笑い)」
訪ロを始めてしばらくは、ハバロフスクなど極東地域の女性たちには、日本人にない純粋さや素朴さの魅力があったという。
「数年前までは、着飾ってきた洋服を脱ぐとボロボロの綿のパンツをはいている子が多く、撮影時には用意した下着と交換していました。でも、ここ3~4年は経済的に安定してきたようで、彼女たちはレースの新品を身に付けている。オシャレにも気を遣い、茶髪や黒髪に染める子ばかり。モデルが求めるギャラの額も7年前と比べ、6倍に跳ね上がりました」