
「初めて」が早い県はどこ?
所変われば夜の“性態”も変わるもの。大手避妊具メーカー・相模ゴム工業が発表した「ニッポンのセックス2018年版」(※)から、性の県民性を読み解く。【(※)調査はセックス経験のある20~60代の男女1万4000人】
◆“子連れ”が多い沖縄の成人式
「初体験」が最も早かったのは沖縄県。「経験人数」も最も多いとの結果が出ており、当事者である沖縄県民からも納得の声が届いた。那覇市在住の32歳OLが言う。
「私の初体験は16歳の時。暑い夏の放課後、その頃に付き合っていた先輩の部屋で汗まみれのまま、そういう雰囲気になっちゃって……。周りの友達も高校生のうちに初体験を済ませていたから、むしろ19歳というデータは“ちょっと遅いな”という印象です(笑い)。成人式には“子連れ”の出席者がたくさんいます」
南国の気温が開放的な雰囲気を作るのだろうか。
◆紀州の女性の「紅い情熱」
同調査の「初体験年齢」には男女別のデータもある。「童貞卒業」が最も早かったのは「新潟県(19.75歳)」で、最も遅いのは「静岡県」(21.42歳)。沖縄は9位(20.07歳)だった。
一方、「処女喪失」が最も早かったのは「和歌山県(19.29歳)」。最も遅かったのは意外にも「東京都(21.27歳)」だった。ちなみに沖縄は2位(19.30歳)となった。『おんなの県民性』(光文社新書)の著者でマーケティングコンサルタントの矢野新一氏はこう分析する。
「和歌山には、『紀州の椿の紅さは情熱の紅さ』という言葉もある。紀州の女性は情熱的な面を秘めているのかもしれません」
※週刊ポスト2019年3月22日号